プレス・業務資料
EPK(電子プレスキット)の作り方と必要項目
ブッカー、ライブハウス、メディア、協業先が判断しやすい、更新可能なアーティスト資料とプロフィールの作り方です。
- 作成者
- 作成者 Bandruption Editorial Team
- レビュー担当
- レビュー担当 Harley Jackson
- 更新日
- 公開日
直接回答
EPKは、ブッカー、ライブハウス、プロモーター、メディア、協業先がアーティストを判断するための、更新された共有可能な情報源です。PDFだけでなくウェブプロフィールでも構いません。簡潔な紹介文、最新音源、クレジット付き写真、映像、ジャンルや背景、確認可能な実績、出演情報、連絡先、正常なリンクを揃えます。ワンシート、限定リンク、ライダー、ステージプロットは相手の用途に応じて追加します。
ウェブプロフィールとPDFのどちらが必要か
出典範囲: Electronic press kit checklist; Eight things every musician EPK should include。以下のプラットフォーム・事業者・地域固有の記述は、この2026-07-11確認資料と巻末の完全な出典一覧を基準にし、公開前の担当査読で再確認します。
EPKはファイル形式ではなく、相手が判断するための更新可能な情報源です。ウェブプロフィールは一つのURLを最新状態に保ちやすく、PDFやワンシートは添付・印刷・固定時点の資料を求められたときに役立ちます。どちらか一方が常に必要という決まりはありません。ライブハウス、ブッカー、メディア、協業先が何を判断し、どの形式を受け取れるかを先に確認します。
日本語では「EPK」だけでなく「アーティスト資料」「プロフィール」「ブッキング資料」と説明した方が目的が伝わる場合があります。事実、写真クレジット、リンク、更新日を一つの元情報で管理し、相手別の順序と追加資料をそこから作ります。
誰が何を判断するのか
ブッカーは、出演者が企画、客層、会場、日程に合うかを見ます。現在の音源、ライブ映像、活動地域、出演状況、連絡先を早く確認できる構成が必要です。
ライブハウスや主催者は、公演を運営できるかを判断します。公開プロフィールとは別に、確定した制作相談ではステージプロット、テクニカルライダー、編成、担当者情報を求めることがあります。
メディアは、今取り上げる理由、読者・視聴者との関連、正確な事実、使用可能な写真、質問できる相手を探します。長い経歴より先に、現在の話題と音源を示します。
協業先やレーベルは、適合性、確認可能な実績、次の相談内容を見ます。未公開音源、契約、個人情報は公開EPKに入れず、目的に合った限定経路で共有します。
必須項目
紹介文とポジショニング
アーティスト名、活動地域やシーン、音楽的背景、今回連絡する理由を短く伝えます。「最高」「話題沸騰」など確認できない表現ではなく、相手が判断できる具体的な事実を使います。受賞、チャート、共演、引用は元情報と日付を確認します。
最新音源と映像
今回の判断に最も関係する音源を先に置き、正常なストリーミングや埋め込みと代替リンクを用意します。限定公開の場合はアクセス範囲を明示し、ログアウト状態で確認します。ライブ出演の相談には、実際の編成や演奏が分かる現在の映像を選びます。
プレス写真とクレジット
横、縦、正方形など用途に合う少数の写真を用意し、撮影者・制作者クレジット、利用条件、ダウンロード経路を明記します。SNSで公開済みであることだけでは、メディア利用の許諾を証明できません。権利を確認し、現在の編成やビジュアルと違う素材は引退させます。
ジャンル、背景、確認可能な実績
ジャンル、言語、地域、シーンなど、相手の振り分けに役立つ文脈だけを選びます。実績やコメントは出典を保存し、意味が変わる切り取りをしません。確認できない、古い、用途と無関係な項目は外します。
出演情報、連絡先、リンク
今後の公開イベントと、用途に合う最近の出演歴を示します。終了・中止イベントを「予定」として残しません。ブッキング、取材、マネジメントなどを分ける場合は、実際に確認する担当者を置きます。公式プロフィール、音源、SNSのリンクをスマートフォンとログアウト状態で確認します。
相手別の任意資料
- リリースやツアーの要点をまとめたワンシート
- 限定音源・映像・ダウンロードリンク
- 確定した制作相談向けのテクニカルライダー、ステージプロット
- クレジットと利用条件付きの画像・ロゴ素材
- 地域・言語ごとのプロフィール
- 歌詞、ファクトシート、作品一覧、活動可能時期
任意資料は「不要」ではなく、相手と段階によって必要性が変わる項目です。契約、本人確認書類、住所、認証情報、精算情報、個人の電話番号を公開EPKへ標準で入れません。
相手の判断順に組み立てる
ブッカーにはライブの提案、関連音源・映像、活動地域、現在の出演、連絡先を先に置きます。メディアには今の切り口、最新音源、短い事実、利用可能な写真、取材窓口を先に置きます。事実を相手ごとに変えるのではなく、順序、強調、限定追加資料を変えます。
基本順序は、①アーティストと今回の理由、②判断に必要な音源・証拠、③短い背景と確認済み実績、④現在の活動、⑤使用可能な素材、⑥次の行動と連絡先です。
ブッカー向けの組み立て例
出演枠を検討するブッカーには、アーティスト、活動地域・移動条件、音楽的な適合、現在のライブ映像、ブッキング連絡先を最初の画面で示します。高度に編集した短い映像を多数並べるより、現在編成が分かる代表的なライブ映像の方が判断に役立つことがあります。短い紹介、関連する出演、編成を続け、相談が進んだ段階で相手の方法に合わせて現在のライダーとステージプロットを共有します。
送付文では対象日程・企画、具体的な適合理由、一つの次行動を書きます。「EPKです」だけで目的を相手に探させません。
ライブハウス・主催者向けの例
会場側は客層との適合と運営可能性を見ます。ライブ提案、現在編成、代表音源・映像、活動地域、担当窓口を先に示します。過去のチケットや来場情報を使う場合は出典と公演範囲を明示し、別会場の結果を約束しません。
入力リスト、ステージプロット、バックライン、アクセシビリティなどは、会場の様式・仕様・期限を確認し、現在版だけを渡します。編成・機材変更後に「最終版」が二つ残らないよう旧版を引退させます。
メディア向けの例
記者、番組、ラジオには全経歴より今の話題を先に置きます。現在リリース、正確な短い説明、参加者・クレジット、使用可能な写真、返信するプレス窓口を用意します。引用は正確な帰属と元情報を保存し、アーティスト自身の紹介と第三者コメントを区別できるようにします。
氏名、地域、リリース情報、担当、イベント日、一次素材など検証できる事実を渡します。記者の声で書いた偽の称賛や、コピー用の架空コメントを作りません。相手の受付形式・添付制限に従います。
協業先向けの例
協業候補には、企画、人、関連実績、次の相談を絞って示します。限定音源、オーディエンス情報、商業条件、権利情報は必要な場合だけ承認済み経路で共有します。受領者、版、アクセス確認日を記録し、目的終了時にアクセスを止めます。
初めて作る場合はデザインから始めず、公式名、一文紹介、短いプロフィール、現在音源、代表映像、権利・クレジット確認済み写真、現在イベント、公式リンク、確認する連絡先を集めます。簡潔なモバイルページを作り、チーム外の人に相手の作業を試してもらってから、実際に求められた任意資料を追加します。
共有前にテストする
編集プレビューや送信者のログイン状態に依存しない、分かりやすいURLを使います。スマートフォン、PC、キーボード操作、低速環境、ログアウト状態で確認します。見出し順、画像の代替テキスト、音声・映像の操作、共有画像も確認します。
埋め込み、外部リンク、限定リンクの権限、ファイルのダウンロード、QR、連絡フォームを一つずつ試します。作成者ではない人に、音源を再生する、クレジット付き写真を取得する、次の公演を見つける、連絡する、という作業を依頼し、迷った場所を直します。
更新を運用にする
担当者と代替担当を決め、活動量に応じて月次または四半期で確認します。リリース、編成変更、新写真、イベント変更、連絡先変更、確認可能な実績、リンク事業者や権利の変更もレビューのきっかけにします。
古い日付、「新作」の期限切れ表現、壊れたリンク、以前のライダー、出典のないコメント、利用条件が不明な写真を削除します。各項目に担当、元情報、最終更新日、次回確認条件を付けます。
素材と訂正を管理する
ダウンロード素材に担当と分かるファイル名を付け、承認済み元データと作業中編集を分けます。写真は制作者、権利・ライセンス根拠、必要クレジット、許可用途、制限、元ファイル、承認クロップ、確認日を保存します。音源・映像は公開名・版、提供先、権利状態、代替リンクを保存します。認証情報や契約書画像を公開素材フォルダへ置きません。
名義、編成、連絡先、引用、イベント、リリース、写真が変わったら、プロフィール、ワンシート、限定資料、プラットフォーム情報、送付済み案内への影響を一覧にします。訂正するコピー、日付付き履歴として残せるコピー、通知する相手を決めます。旧版を通常ダウンロードから外します。
訂正記録は、日付、対象事実、旧状態、修正状態、担当、影響面、通知判断で構いません。既知の誤りをPDF更新が面倒という理由で残しません。相手の進行中判断に重要なら、修正リンクと短い説明を送ります。
定期・トリガー確認では、最初の画面が判断へ答えるか、音源がログアウトで再生できるか、名義・役割・クレジット・連絡先が正しいか、画像の権利とクレジットが使えるか、引用が追跡できるか、イベントが現在か、モバイル・キーボード・共有・限定リンク・ダウンロードが動くか、提供者・地域・権利・個人情報条件が変わったか、不要資料は何か、次担当は誰かを確認します。変更がなくても確認記録を残します。
EPK担当・出典・日付テンプレート
| 項目 | 必須/任意 | 担当 | 元情報・出典 | 最終更新 | 相手別メモ |
|---|---|---|---|---|---|
| 短い紹介文 | 必須 | __ | __ | __ | __ |
| 最新音源と代替リンク | 必須 | __ | __ | __ | __ |
| 写真、権利、クレジット | 必須 | __ | __ | __ | __ |
| 映像 | 必須 | __ | __ | __ | __ |
| ジャンル・背景 | 必須 | __ | __ | __ | __ |
| 実績・引用 | ある場合 | __ | __ | __ | __ |
| 出演情報 | 用途に応じて | __ | __ | __ | __ |
| 連絡先・公式リンク | 必須 | __ | __ | __ | __ |
| ワンシート・限定リンク | 相手別 | __ | __ | __ | __ |
| ライダー・ステージプロット | 相手別 | __ | __ | __ | __ |
| 地域・言語版 | 相手別 | __ | __ | __ | __ |
よくある失敗
- 古い日付や「最新」のまま更新しない。
- 写真の権利とクレジットを記録しない。
- 長い経歴を音源より先に置く。
- 根拠のない最上級や引用を使う。
- ログインしないと開かないリンクを送る。
- 誰も確認しない連絡先を掲載する。
- 全員に同じ順序・同じ限定資料を送る。
Bandruptionのプロフィールを生きたEPKにする
Bandruptionのアーティストプロフィールは、ストーリー、音源、映像、イベント、物販、リンク、ファン活動を一つの現在ページで示すオンラインEPKとして使えます。本人情報、紹介文、ジャンル、画像、管理された音源埋め込み、公開イベント、共有用メタデータ、意図して公開した連絡導線を、相手が確認できます。
一方、ダウンロード式ワンシート生成、限定プレスルーム、プレス配信、ライダー/ステージプロット作成、相手別書き出しを提供するとは説明しません。検索順位、取材、出演結果も製品の約束ではありません。
まず元情報を整え、現在のアーティストプロフィール機能を確認し、実際に共有するURLをスマートフォンとログアウト状態でテストしてください。
情報源
- Electronic press kit checklist — CD Baby DIY Musician. common-practice; 2026-07-11
- Eight things every musician EPK should include — Bandzoogle. common-practice; 2026-07-11
- What promoters care about in an EPK — Sonicbids. common-practice; 2026-07-11
- How to create an EPK — Ari's Take. common-practice; 2026-07-11
- What to include on a music one-sheet — ICMP. common-practice; 2026-07-11
- How to make a stage plot — CD Baby DIY Musician. common-practice; 2026-07-11
アーティストプロフィールを整える
2026年7月12日の所有者承認に基づき公開。出典、地域差、製品クレーム、用語、保証しない範囲は継続的な更新対象です。
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